ラン藻は最も原始的な酸素発生型光合成を行う生物。Anabaena属は水中から陸上まで様々な環境に生育する。
ギャラリー

北極圏に生育する蘚類
北極圏の氷河後退域に生育する蘚類。蘚類の一部は極地や砂漠など厳しい環境での生態系形成に重要な役割を担う。(Photo by Kosugi)

北極圏に生育する地衣類
地衣類は真菌と緑藻あるいはラン藻との共生体。優れたストレス耐性能力を持ち、過酷な環境に適応している。(Photo by Kosugi)

藻類培養
系外惑星の光環境を再現し、そこで生育可能な光合成生物の特性を調べます。

クリオコナイトホール
極貧栄養環境である氷河上にもクリオコナイト粒と呼ばれるラン藻を主とする微生物群集体が生育し、小さな生態系を形成している。(Photo by Kosugi)

ラン藻(シアノバクテリア)
ラン藻(シアノバクテリア)は、地球上に27憶年前に誕生した最初の酸素発生型光合成生物で、大気の酸素濃度上昇をもたらしました。系外惑星に生命が存在するか否かを考える上で、ラン藻の光合成による酸素濃度上昇が注目されており、アストロバイオロジーでラン藻は重要な生物です。
1つの細胞サイズは数nmです。