東京大学でのABCプロジェクト研究における成果がリリースされました。

地上大型電波望遠鏡により、土星の衛星タイタンの大気成分の詳細な観測に成功

”研究グループは、南米チリに設置された大型電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」を用い、タイタンの成層圏に10 ppb(大気全体の1億分の1ほど)とごくわずかに存在する複雑な分子「アセトニトリル(示性式CH3CN)」と、さらにその1/100ほどしか存在しない「窒素同位体(注4)(CH3C15N)」が放つ、微弱な電波の同時検出に成功しました。そして、検出した電波の特徴の詳細な解析からアセトニトリルの窒素同位体の存在量を明らかにし、さらに近年の大気化学シミュレーション研究との比較により、タイタン大気におけるアセトニトリルの生成には太陽系外から飛来する放射線(銀河宇宙線、注6)が重要な役割を果たしていることを世界で初めて確認しました。”
(東京大学リリースより)

これらの成果は、日本経済新聞日刊工業新聞にも取り上げられました。

論文情報

掲載誌 : The Astrophysical Journal
論文タイトル :"14N/15N isotopic ratio in CH3CN of Titan's atmosphere measured with ALMA"
著者 : 飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇, "飯野孝浩,佐川英夫,塚越崇
DOI :10.3847/1538-4357/ab66b0